こんにちは。
NRです。
鈴鹿の三滝川水系東多古知谷へ行ってきました。
石積堰堤。
先人の方々の山行記録見ても、ここに水が流れていなかったような。。。
菜種梅雨で、御在所も降雨量が多いです。
御在所は、今年で17回目。
アイスや冬期登攀など沢山の経験をさせて頂いている。
近所に有るので、ほんと有り難いです。
今回は沢で、歩くことになった。
多古知谷は、西も東も大きい滝が掛かる険悪な谷と言われている。
沢初めなので、のんびり遡行して大滝を拝みゆるりと下山する予定でスタートした。
8m。
入谷してすぐに現れた。
今日は、沢歩きなので当たり前のように巻きます。
途中、花を愛でながら巻きます。
4m。
巻けないです。。。
ここからロープを出し、お友達が行きます。
写真は無いですが、水線を通過します。
程良く濡れて、何だかエンジンが掛かってきました。
4m。
へつり。
奥には20m滝。
久しぶりのへつりに、沢へ来たんだと実感が湧いてきます。
お友達は、スイッチが入ったのか水線を攻めます。
季節は春ですが、暑くも無い、寧ろ一桁台の気温で、水温は雪解け水が流れ、冷たい水です。。。
20m。
ここはリードさせて頂いた。
もちろん水線を登ります。
上がると目の前に現れたのは・・・
百間滝70m。
先人のレポ見ても、これ程綺麗じゃ無かった。
水量も豊富で、飛沫を浴びながら滝の下部へ進みます。
巻く予定でしたが、お友達と意見が一致して少し触ってみることにしました。
下段は飛沫を浴び辛い所は無く、登ります。
バンド。
クラックにジャムしながら、そしてカチを拾いつつ登りますが、、、
飛沫を浴び徐々にザックが重くなり、1段目を乗っ越せずザックを置いて再びトライします。
1段目突破。
そしてもう大丈夫かと思いきや、2段目もフレアードチムニで、クラックの中は冷たい水がガンガン流れ
そこに手をジャムするだけで、すぐさま感覚が無くなる厳しい登攀だった。
水を浴び、息するのも必死だった。
水圧も凄いが、水の冷たさは半端無かった。
50mぎりぎりの所で、終了点を探したが見つけれず水線から外れマイクロカムとナッツでアンカーを作った。
寧ろ、寒くて水から逃げてしまった。
小さいサイズのカムを数個持ってきたが、もう1セット欲しかった。
ハーケンは1枚使った。
2ピッチ目。
お友達が行きます。
岩は脆く、草付きもジュルジュル、灌木も腐っているのが大半。
壁自体は立って無いが、緊張するピッチだった。
1ピッチ目より滝を見下ろす。
登攀中は下を見れなかったが、見ると高度感抜群だった。
落ち口へ。
ナメ。
しばしナメ床を歩き、ザックデポしたので戻ります。
懸垂で下りました。
ザックを回収して、百間滝を後にしました。
谷を下ります。
ヘツリの下り。
登る時もちょっと辛かった。
わたくしは、力尽き釜へドボンした。
頭まで浸かりテンションガタ落ち。
お友達に悪いが、わたくしと同じ運命を辿って欲しかった。。。。
お友達は、期待に応えてくれた!!
無事下山。
大好きな御在所で沢初めとなった。
初めて百間滝を見れて、また御在所が好きになりました。
次は水線を突破出来るように、経験を積みまた東多古知谷へ訪れたいです。
寒い中ご一緒させて頂いたお友達にとても感謝しております。