こんにちは。
NRです。
中央アルプスの空木岳を歩いてきました。
メンバーは、TJさんとです。
空木岳を厳冬期に歩いてみたく、無雪期に偵察し挑みました。
例年より雪が多い今シーズン。
厳冬期空木岳を検索しても、途中敗退が多い空木岳。
ピークに拘らず、限られた時間で存分に雪山を堪能したく向かった。
ーーー 1日目 ---

三本木地蔵。
林道が冬期閉鎖の為、下のスキー場からスタートです。
4時前から歩き始めます。

南アルプス方面。
登山口を過ぎてしばらくすると辺りが明るくなってきた。

仙丈と北岳。
綺麗に見えている。
とても仙丈が大きく見える。

池山。
池山にも朝陽が当たり始めた。

トレース。
登山口から素晴らしいトレースが付いている。
こんなトレースが付いてるなら、空木岳のピークを踏めるのではと、甘い考えが出てきた。

池山小屋。
ここで小休止をさせて頂きました。
寒い時期にはとても助かります。

雪の結晶。
小屋の扉に付いていた。

こちらにも朝陽が当たり始めた。
再び歩き始めます。

木々の隙間からの宝剣。
雲一つない天気。
気持ち良く歩けます。

小屋分岐からマセナギも、素晴らしいトレース。
どんどん高度を上げて行きます。

マセナギ。
ここから南駒ヶ岳方面の山容を見ながら、小休止。

南駒ヶ岳方面アップ。
右には、空木の分岐ピークが見えています。
とても遠く感じます。。。。
マセナギで二つのテントが張ってありました。
一つが5、6人用の大テント。
これは、頂上が近いなと甘い考え。

大地獄。
マセナギからはアイゼンを履き、岩と雪のミックスで慎重に歩いて行きます。

小地獄。
小地獄出合まで来ました。

宝剣方面。

宝剣アップ。

南アルプス方面。

仙丈アップ。

分かれ道??
夏道は巻いて行くが、積雪期は直登なのかと考えていた。
すると、、、
巻き道の方から声が聞こえてくる。
どんどん近づいてくる。
10人のパーティだった。
お話しをすると、マセナギのテント2張りがこの方々のだった。
頂上まで行って帰って来たのかと思い聞くと、、、、
迷尾根道標付近で敗退とのこと。
時間切れで戻ってきたとのこと。
その時点でも、これから来る地獄を予想していなかった。
そのパーティの方々は、先発隊が金曜日から先に入って、池山小屋までトレースをつけるなど
素晴らしいパーティーであった。
トレースはスキー場から何も無かったと言っていた。
この方々にとてもとても感謝し、更にはうちらの代わりにピーク踏んできてねとまで言われた。
心温まる御言葉。この場をお借りしてお礼申し上げますm(__)m
10人の気持ちを胸に、巻き道を歩き始めた。

トラバース。
サラサラの雪は、10人のパーティにより踏み固められ歩きやすかった。
この写真からも分かるように、腰位の雪になっています。

迷尾根道標。
ここまでは、しかっりとしたトレース。

そこから数十メートル歩くと。。。。。。
トレースは、終わった。。。。
遂にラッセルタイムが来たと張り切って先頭で進む。

あれ・・・・
雪が腰位有る。ひどい所は胸位まで深くなってきました。
ワカン付けていても、テント装備だと重くて進まない。

空荷でラッセルして、再び戻りの繰り返しで前に進んだ。

TJさんも果敢にラッセルをします。
ルーファイも難しく、ガレ地帯のトラバースは慎重に進みました。
雪がサラサラ過ぎて全然踏み固められず、足場を作るのにほんと一苦労でした。
もがき苦しむ事、2時間30分。
途中何回も撤退しようかと思ったが、先人の方々の作って頂いたトレースを伸ばしたいの一心でTJさんと協力し、進んだ。
稜線が見えた時は、ほんと嬉しく叫んでしまった。
迷尾根道標から幕営地まで、1時間に160m位しか進めなかった。

ヨナ沢頭。
幕営地は、ヨナ沢頭周辺の稜線の風下側にした。
整地を程々にして、TJさんにテント設営をお願いし、明日の為にトレースを付けに歩いた。

分岐手前の小ピーク。
時間を決めてここで折り返した。
さっきまで天気良かったのに、吹雪になってきた。
さっき自分が付けたトレースも、下る時には既に消えかけている。

南アルプス方面。
空木周辺は吹雪いているのに、南は天気が良いみたいです。。。。

夕食。
この日12時間以上の行動で、疲れたが沢山食べ元気が出ました。
ラジオで明日の天気を聞くとここら辺は、雪かもと。。。
実際今も吹雪で、明日どうするかは、明日起きて判断しようと決まり就寝した。
ーーー 2日目 ---

朝食。
ー18度位まで気温は下がっていたが、テント内は温かく過ごせた。
しかし一晩中吹雪いており、テントの上を雪が通って行くのが聞こえていた。
朝、外を見ると星が見えており、下山では無く時間を決めてピークを目指す事を決めた。
下山を考えると、昨晩の雪がネックで、早目に切り上げる事にした。

昨日自分が付けたトレースは、どこへやら。
時折昨日のトレースが残っていた。

太陽が当たり始めた。
夏歩いた時は、暗かった樹林帯も雪のお蔭で、明るい稜線となっている。

稜線上は比較的雪が締まっており、歩きやすい。

小ピークより、空木岳がしっかり見えた。
とても遠く感じた。

稜線の雪庇。
発育中な感じです。

朝の気温。
陽が出て、風が10m程なので温かく感じた。

池山尾根を振り返る。

分岐まであと少し・・・

登ると、空木岳が!!!
この風景を見れた瞬間、頑張って歩いてきた甲斐があったと思った。

山頂下には、小屋もはっきり見えます。

池山尾根を振り返る。
ガスガスで眺望は良くない。
しかし池山尾根、歩いてきた尾根だけがはっきり見えている。

駒石へ向け歩き始めた。

檜尾方面。

駒石まで最後の登り。

檜尾方面。
先程より雲が取れている。

あと少しです。

シュカブラが綺麗。

駒石。
空木岳は見えている。
しかしタイムリミット。
駒石の横で空木岳を見ながら休止。
無理はしない。
ここが今回の頂上。
ここまで来れただけでも、大満足。
12人の頑張った結集が、ここだった。

下山開始。

空木岳。
下山し始め、振り返るとガスが出てきた。

気持ち良い尾根。

樹氷も見れた。

分岐より空木方面。
歩いてきたトレースを眺め、感慨深くなる。

長~い池山尾根。
山の大きさを感じます。

今日も南アルプスは綺麗に見えます。

幕営地から振り返る。

分岐ピークが見える。
空はガスでも、分岐がはっきり見える。
早速テントを撤収し、下山開始する。
先程まで、ザックは軽かったが、再び重いザックに萎えた。

昨日のトレースは時折消えており、慎重にルーファイした。

下りのトラバースは、手を斜面に突き刺し下った。
そして下りも登り程ではないが、ラッセルとなった。

迷尾根道標付近から、分岐ピークがちらっと見えた。

マセナギまで下りてきた。
南アルプスがほんと綺麗。

マセナギより池山小屋分岐まで・・・・
昨日歩いたトレースが雪で消えており、尻無付近から右往左往した。
ピンクリボンに誘われ、夏道の方に下りて行ったら、雪は深く再びワカンを付け、下りラッセルとなった。
夏道のタイムは30分だが、ラッセルして進んだので、倍の1時間掛かった。

池山小屋分岐より、再び立派なトレース。
今朝池山小屋より10人パーティが帰られたであろうトレース。
有り難く使わせて頂いた。

登山口より南アルプス。
池山尾根は振り返れば、南アルプスが見える。
良い尾根だとつくづく思う。
・・・日の入り前にスキー場に到着。。。。。
今回雪山に2日間居れて、とても勉強になった。
雪の量やトレースの有無で、コースタイムは大幅に異なる。
この2日間、ワカンを多用しラッセルをした。
一人では、池山小屋まで行けるかも分からない。
しかし一人一人の力の結集が、一歩でも前に進めることが身を持って感じた。
この二日間、山で逢ったのは、10人パーティ以外誰も居ない。
ほんと静かな山でした。
11人の方々にとてもとても感謝しております。
ありがとうございました。