こんにちは。
NRです。
鈴鹿の御在所岳前尾根を、TJさんと歩いてきました。
週末どこも天気が良くないので、近場で本チャンが出来る前尾根に決めました。
隊長さんの正月前尾根ブログを拝見しても、雪の前尾根は辛そうです。
駄目なら撤退すれば良いだけなので、気負うことなく出発した。
ーーーー 1日目 ----

藤内小屋。
温度計は4度になっていた。
春の陽気で木陰を歩いていて心地よい風が、気持ち良かった。
仕事の関係でこんな時間になってしまった。

前尾根が見えてきた。
アイトレで一度前尾根を歩いたが、全てフォローだった為に辛い思いが無い。
しかし今回はリードで登らせて頂くのでどうなるのか、挑戦出来る喜びと不安が交錯していた。
更にビバーク装備を担いで、どこまで登攀出来るのか楽しみだった。

前尾根。
P2からP7まで見えている。

P7下部。
気温が高く道が凍結していないため、ここまでアイゼン付けず到着。
ここでアイゼンやハーネスなど付け、ザックをP7終了点にデポした。

P7ー1ピッチ目。
雪は少ないが、雪が融けてポタポタと岩に水が落ちている。
クラックの中は濡れている。
そして中段のレッジを乗越すのが難しい。
アイゼン・グローブ付けての登攀は、やはり難易度が上がる。

レッジには雪が有り、凍っては無いがホールドが無い。
更にスタンスが悪い。
小さいガバに願いを込めたが、手が滑ってテンション掛けてしまった。。。。
はじまったばかりだが、ここで終わりなのかと消極的になる。
しかしまだ時間は沢山有るので、再び登攀した。
グローブを外し素手で、登攀した。

レッジ登攀中。
レッジ部の雪にアックスを差し、願いを込めて登攀。
何とか登れた。

1ピッチ目終了点から下を望む。

2ピッチ目。

余裕のTJさん。
目線の先には・・・・

中又のアイス。
アイスをしている人がよく見えます。
次に、大岩を乗越すだけですが、安全にロープを出しました。
ザックをデポした所に到着。
P6は、難易度が高いので、今回は巻きます。

巻き道。
写真では普通ですが、雪が緩んでいた箇所は腰ラッセルになりました。
結局巻くのに1時間掛かりました。

P5。
無雪期なら歩きみたいですが、雪が付きザックも重いためロープ出します。

ザックが重く一歩出すのが、慎重になります。

ここで・・・・
ザックの重さに足が上がらず、ザックを置いて登攀。。。。
この先大丈夫なのかと、心配になる。

P5終了点より下を望む。

P2が見えた。
とても遠く感じた。

奥又。
アイスしている方がまた見える。

P4ー1ピッチ目。
TJさんがリードで、進みます。

1ピッチ目終了点。
下を見ると高度感有ります。

フォローで登るわたくし。
ヘロヘロな足どり。。。。

ザックが重い。。。。

2ピッチ目。
クラックにジャミングしながら登攀。
ここで名張のクラックがとても活きました!!
素手で冷たいですが、落ちたくない思いでひたすら登ります。

2ピッチ目終了点より下を望む。

3ピッチ目。
あと少しです。

何回も挫折しそうになりますが、自分の好きなスタイル。
それは生活道具を担いで山を歩く事。
登攀中ザックを途中で投げ捨ててやりたいぐらい辛かった。
それが、声に出て「あっ~」など叫んでいた。
それを聞いたTJさんは、フォローしながら爆笑していたみたいです。

3ピッチ終了点。
既に17時を回っていた。

奥又。
すぐ隣に見えた。

ヤグラ。
だいぶ近づいてきた。

本日は、3・4のコルでツエルトビバーク。
辺りは暗くなり、ヘッデン付けての設営。
丁度良い石など無いために、カムで支点を作って張り綱を巻き付けた。

四日市方面を見ると、夜景が見れた。

ピリッと辛いもつ鍋。

らーめん。
朝から歩き続け行動中は殆ど食べず、お腹が空いていた。
山で食べる食事は、ほんと至福の時である。
しかも前尾根の3・4のコルで。
水は二人で3リットル担いで上がり、結果的に水を作る時間も無かったので、担ぎ上げて正解だった。

夜景。
夕食を終えてツエルトから顔を出すと、先程より綺麗な夜景だった。
コンデジなので上手く写真撮れません。。。。
・・・・・就寝zzzzzz

23時前位から、風と共に雨が降ってきた。
雨は時折、霙に変わったのか、ツエルトに大きな音と共に叩きつける。
予報通りで、低気圧が通過中なんだなと思った。
こうやって天気の移り変わりを、五感で感じれるのは山に居てこそだなと、つくづく思う。
雨や風は、一晩中続いた。
これから低気圧が東へ移動し、西高東低の冬の気圧配置に変わる。
一気に気温は下がり、昨日のように素手の登攀は禁物ですね。
ーーーー 2日目 ----

お雑煮。

うどん。
朝食や夕食は、がっつり食べれて元気が出ます。

外を見ると・・・・
ガスっています。
風は強いです。
唯一の救いは、気温がー5度位で暖かった。

あれっ!!!
朝食を終え、準備をし始めた。
ハーネス付けた時に、ビレイ器が無い事に気付いた。
昨日の終了点に置き忘れたのだと、見に行くが無い。。。。
辺りを探しまわったが、結局無かった。

これを無くしました。
前尾根P4終了点付近で、もし見つけられた方が居りましたら、お店(ライフページ)にご一報頂けると幸いですm(__)m

気を取り直して、P3-1ピッチ目。
吹雪の中登攀します。風が強く常に三点支持をしていないと、身体が飛ばされそうになります。

2ピッチ目終了点より下を望む。
風が強く声が届かない為、ピッチを短く切って登攀します。

3ピッチ目。
ワイドクラック。

岩に挟まれます。
妙に楽しかった。
フットジャムは、アイゼン付けているため決まらないですが、ハンドがよく決まります。

TJさんの登攀。
躊躇いも無くスイスイ上がってきます。

4ピッチ目はTJさんのリード。
稜上は更に風が強くなります。風速15m/sは有りそうです。

時折突風が吹き、動けず岩にしがみ付きます。

P3終了点より藤内小屋方面を望む。

気付けば奥又より上に来ていた。
こんな天気なのに、アイスされている方々が見えます。

P2。
遂にここまで来た。
P3終了点より大岩を北谷側から回り込み、コルへ行くのだがここでももの凄い風で
安全を期してロープで確保し進んだ。
ここからP2を巻いて山頂行くか、前壁ルンゼを下降するか、藤内沢へ下降するか話し合った。

結果、藤内沢へ下降した。

藤内沢出合。
黄色のヘルメットの方々が沢山居る。
某クラブの方々だった。遭対訓練されているようだったm(__)m

コーモリ滝。
昨晩の雨で、雪の下など水が流れていた。

藤内沢。
後ろに見えるのは、櫓。
無事下山。
今回も色んな経験が出来た。
1日目は、3月の陽気で暑かった。2日目は一転して冬。
濡れたロープやスリングが凍ってしまった。
Ⅲ級程の岩でも、アイゼンやテント装備などで、全く違う岩になってしまう。
己の未熟さを知り、これを糧にまた山を歩きたいです。