香落渓の5.10c は侮れない!
どれも個性的で魅力的。そして記憶に強く残るルートが多い。
個人的な意見ですがクレイジージャムの5.10d を基準とすれば
名張の5.10c は5.11a くらいに感じます。
中でも名張の5.10cで最もキビシイと言われているのがこの”男の道”
この日はトライしようと心に決めていました。
まず、以前からいけそうでイケずにいた”パンドラ”(5.11a)を朝一でRP

とても楽に登れました。
幸先がいい!!
この調子に乗って”ユピキタス”(5.11b)にトライしてみましたが✖。

ムーブがどうこうよりも、最後まで力がもたない感じ。
スピードが大切です。
何度かトライすればイケそうな感覚。
その後にいよいよ”男の道”をやってみる事にしました。
下部はいつ見ても濡れて苔苔のヌメヌメなフェース。
入念にルートファインディングして、もしあそこでプロテクション取れなかったら諦めようと思ってトライ。

一歩乗り込んで背伸びしながらナッツを割れ目に差し込む。
何度かやってるうちにしっかりキマッタ!
で、私の運命もキマッタ。。。
もう行くしかない・・・・
で、オンサイトはおろかテンションまるけでドロドロフェースをなんとか抜ける。
悔しいことにA0までしてしまった。
そこからは快適かと思いきやクラックは草ぼうぼう。
草を抜いては指をねじ込み、足が張れるので比較的楽だが、下から見るよりずいぶん長い。
やっとの事でハング下。

下から#2をしっかりとキメて微妙なバランスからマントルを返そうと、その先を見ると
数メートルはプロテクションが取れそうにないチェンジングコーナー。
・・・ビビって引き返す、、、そして落ちる。。。
ランナウトには覚悟がいります。
そのときは覚悟が無かった。
気を取り直して再トライ。
次のプロテクションが取れるまでの4,5m。痺れるセクションでした。
しかもここが核心!
その後のワイドはナッツを一つ足元にキメてランナウト。
5.10aくらいの砂埃ワイド。
それまでに十分ヨレきった体には十分シビれるランナウトです!
プロテクションがキメれる様になる頃には簡単になる。
様々な葛藤、工夫を経験したドラマチックな一本でした。
もうフリーというよりアルパインといった風。
40m程度のルートですが3ピッチくらいやった気分になります。
キビしい。。。。
これで5.10cとは、、、萌えるぜ!!
最後の締めにゴジラパワー(5.11b)をリード。

この前RPしたばかりなのにワンテンしてしまった。。。
そしてヘッデンを灯しながらみんなでセッション。

ヘトヘトになるまでよく登った一日でした。