こんにちは。
NRです。
台高 東の川 中の谷 中の滝へ行ってきました。
ーーー 9/26 シオカラ谷---
翌週に控えた、中の滝登攀に向けて、滝見尾根と中の滝の取りつきを偵察に行った。
そして西大台利用調整地区なので、立ち入り手続きの申請や手数料を振り込みしなければならない。
この日はレクチャーを受講して、スタートした。
シオカラ谷吊橋。
滝見尾根。
雲海と紅葉と雲が、綺麗だった。
中の滝。
視界が開けた高台から、ちらっと見えた中の滝。
中段上部と上段しか見えていないです。
初めて見たが、滝は大きいのだが山も大きいので、大きさがよく分からない。
落差は250mとなっている。
手持ちの高度計で見たら270mになっていた。
下段90m・中段90m・上段90mと綺麗な滝です。
その高さが、どれくらいか想像もつかない。
調べていたら、名古屋駅のJRセントラルタワーズやミッドランドスクエアのビル群が250mである。
その高さを登るんだと、やっと分かった。
それからというもの、ビル群が滝にしか見えなくなってきた。。。。
滝に目を凝らすと、凄い水量だった。
シルバーウィークにシオカラ谷行かれた方が居り、中の滝を撮って見せて頂いた。
写真を見たら、全然水が流れていなかった。
SWから3日経過しただけだが、当エリアは木曜日・金曜日で500mm以上の雨が降っている。
その甲斐あってか、見栄えは最高だった。
しかし登るとなると、この瀑水はとても恐怖に思えた。
色々な思いを胸に、1時間程滝を眺めていた。
下段の取りつき。
さっきまで晴れていたが、谷へ降りる頃には、雲が多くなってきた。
凄い飛沫と瀑水。
そして霧で、恐怖心しか無かった。
どこから取りつこうか探るが、近寄るだけで轟音と飛沫が容赦無かった。
色々なラインを見て、シオカラ谷へ向かった。
谷は、増水していてた。
小滝も綺麗です。
森や木の雰囲気がとても良かった。
霧が幻想的でした。
一瞬谷へ太陽が差し込み、陽射しのカーテンが綺麗だった。
雨が降ったりしていたが、のんびり大休止しシオカラ谷を堪能した
最後のナメ床。
ナメ床では無く、斜滝になっていた。
吊橋まで戻り、無事滝見尾根と中の滝の偵察を終え、帰路に着いた。
ーーー 10/3 1日目 ---
大峰南部方面。
雲一つない天気に高揚し、雲海になっており朝から興奮気味。
下段取りつき。
先週に下見をしたので、スムーズに滝見尾根を降り、滝下へ到着した。
先週より、気持ち水量が減って水線ラインが見えていた。
1P。
2P。
最後はシャワーだった。
終了点がレッジで、申し訳なかった。
飛沫が当たるので、お友達が到着したら直ぐにスタートした。
何より虹が、とても綺麗だった。
虹に囲まれながらの登攀は、気持ち良かった。
ーーー 丁度居合わせた方から写真を頂きましたm(__)m ---
2P上部のシャワー中。
写真見ると乾いているように見えるが、実際はヌメヌメで岩も脆かった。
3P。
下段落ち口にトユ状から、突き上げた。
下段落ち口には釜が有った。
中段。
4P。
水線は相当の水量だった。
上段・下段は簾状で、水量は分散されるが、中段の下段は直瀑だった。
水心に頭から当たると、気を失うくらい凄かった。
そして季節は10月。
標高も1000m位なので、水温は一桁位かと。
自分の手足の感覚が無くなるまでの、ギリギリの時間を考えながら慎重に登攀していた。
バンドに乗るのが核心だった。
下を望む。
中段上部。
ここも水と戯れたかったが、夕暮れが近いのと、自分のメンタルの低さからお友達にリードして頂いた。
5P。
岩登りとなるが、岩苦手なわたくしには相当辛かった。
サクサクと登っていかれ、50mフルに使って中段落ち口の数メートル下まで達した。
6P。
その数メートルを慎重に登り中段落ち口に着いた。
夕暮れ。
そこから左岸を高巻いて駐車場へ戻った。
ーーー 2日目 ---
上段。
昨日遅くなったので、朝のんびりスタートし上段取りつきへ降りた。
7P。
お友達のリードからスタートしました。
中段落ち口は、虹が沢山架かっています。
8P。
一気に上段2段目へ近づきます。
とてもヌメヌメ。
上段のラインを探ります。
下から見ていたら左のラインを抜けれるかと思いましたが、70m位上から直瀑してくる水圧に完全に負けました。。。。
そして上段は垂壁に近いです。
メンタルの弱さがここでも出て、右へ滝に打たれながらトラバします。
9P。
ボルトが打って有り、そこにスリング掛けさせて頂き抜けた。
上段3段目より上を望む。
直上したいが、ヌメヌメとランナーがピトンしか取れそうになく諦めた。
巻き上がる。
10P。
岩壁にぶつかり、バンドを左にトラバして直上した。
お友達のリードで行きます。
立木はスカスカ、泥土はボロボロで緊張が続いた。
滝を横目に直上。
11P。
バンドを進んだ。
高度感は抜群。
240m下まで切れ落ちている。
足を滑らすと・・・・
上段4段目落ち口でアンカーを取った。
12P。
最後落ち口へシャワーで抜ける。
ここのヌメヌメは怖かった。
中の滝落ち口。
二日間の登攀を終え、落ち口で大休止した。
中ノ谷。
水の綺麗なこと。
先程の滝と違い、穏やかな河原。
美しい森、苔に囲まれながら歩く。
紅葉し始める木々を見つけては、足が止まる。
のんびりと駐車場へ向かった。
無事下山。
中の滝を目標に、幾つか大滝を挑んできた。
摺子谷左俣大滝。
清五郎大滝。
深瀬大滝。
大滝を挑む度に、登る楽しさだったり厳しさを沢山経験が出来た。
ご一緒させて頂いたお友達にとても感謝しております。