どもseitarouです!!
今年も瑞牆のシーズンがやってきました。
ご一緒していただいたのは北平さん。

二人の野心は一致しています!
それは瑞牆のワイドクラックで萌える事!!
梅雨入り真っ只中。
お天気は心配だったが、とりあえず現地に行ってみよう。
そんなノリで瑞牆入りしたのだが、三日間とも好天に恵まれました

。
初日は去年から妄想を膨らませていた帝王(5.12a)。
日本に数少ない5.12のワイドクラック。
海外のクライミングビデオで良く見る足先行ムーブで登るというワイド業界では超有名ルート。
このルートをトライするにはパートナーを見つけるのも大変です。
2時間近いアプローチ、しかも周りに他のルートはほとんど無い。
これだけの為に一日、費やそうという同志が居なくてはトライする事もできないのです。
ギアは大型のカムを幾つかとロープ。
それを二人で分けての軽量なパッキングでハイキング。
少し道に迷ったものの、目印となるコッフェル岩まであっという間にたどり着いた。
ここまで来れば帝王まではあと少し。
どうしようか迷ったが、久しぶりの瑞牆という事もあるし、遠征初日。
いきなり5.12のワイドクラックをやると死んでしまうかもしれないのでウォームアップをしておきたかった。
少し下った場所に手頃なワイドがあるということで、まずはそこを訪れました。
素敵な出会い(5.10a)

前日までの雨で濡れてはいたが、概ね快適な登攀。
明確な核心も存在し、質の高い5.10aワイドです。
こんな所にもポツンといいワイドが点在する。
さすがは瑞牆。
アップを済ませ、そこから15分ほど。
いよいよ見えてきた。

木々の隙間から見えるそれは、想像してたよりも完全なルーフクラックであった。
二人して大興奮!!
眺めては弾む会話!それだけで随分と時間が過ぎた気がする。。。
少し周りを偵察すると、大ヤスリが大迫力で目の前に!!

写真ではあんまり伝わりませんがスゴイ迫力です。
それに大ヤスリを展望するテラスはとても心地よい。
私たちは日当たりの良い、この場所で景色を眺めながら準備し、集中力を高めた。
いよいよ・・・・
簡単なクライミングで帝王の基部へ。
そこはあたかも岩小屋の様な雰囲気だ。

そして基部にくると、下から見上げたほどのルーフでは無く、強い前傾の部類に入る傾斜であると感じた。
そして強度の強い部分は、想像より随分と短く感じられた。
ひょっとしたら正体で登れるのでは?
そう思ってニージャムとリービテーションで挟まっては見たが、止まる事が精一杯で進む事など不可能だと思われた。
やはり足が上か。。。
わかっていた事だ。
スゴいクライマー達が皆、足上げで攻略している。
いよいよオンサイトトライ。(というには情報を得すぎてますが・・・)
ダブルフィストのリービテーションで体を持ち上げるが上手くいかず・・・リービが甘い。。。
しゃがんだ状態からスタートして、まず片足を先にスタックし、右足が決まってから左足を追いつかせる作戦。
両足スタックに成功した。ようやくスタート地点に立った??

ここからは自信がある。
瑞浪のワイドマスターで散々やったムーブだ。
・・・・スタックがキマっている事はキマっているのだけど。。。。
ある場所から上手く進む事ができず、どんどんふくらはぎの筋力は吸い取られ敢え無く落ちた。
下りた後は疲労で立つこともままならず、長い正座で足がしびれたみたく
足の筋力疲労が回復するまでビレーされたまま横たわっていた。
甘くは無かった。
想像よりも、全く勝負になっていなかった。
いつもの事だが自分が自信過剰で傲慢な人間であると、毎度痛感させられる。
それでも、またすぐどこかで同じ様に痛感させられるんだろうな。
こういう性分なのだろうか。
次に北平さんのトライだ。
こちらは私より手が小さくフィストのリービが上手く決められない。
足を上げる事すらできず、逆立ちでスタートする作戦だ。

この後のアンアンぶりはすさまじく、笑っちゃ失礼なのだけど、とても可笑しかった。
何度か代わりばんこでやってるうちに、リービがずいぶんと効く様になってきて
足のスタックもなぜか疲れなくなり、随分とムーブを探れるまでになってきた。
最後にはめいいっぱい背伸びしてキメたリービから、足を振り上げてスタートできるまでになってきていた。

やはり核心は体の反転だ。
これもわかっていた事だけど・・・。
気持ちも随分ノッテきて、ようし行くぞ!!。
疲れてしまう前にスピードを上げてグイグイ体を上げていく。
右手と右膝のリービをして左足を抜き体を反転!!
下から見えたクラックの外側にある明確なホールドを左手で取る事ができた。
これを取ったら、あとは容易に体を上げる事が・・・・
しかし、、、持った瞬間にあれ?
よくあるやつだ・・・ガバだと思ってた。
左足が挟まったままコジる様な形で落ちてしまい、ひねりはしなかったのだけど結構血が出る負傷をしてしまった。
これで、諦めた。
作戦を練り直して次回という事に。
やはり5.12の壁は厚い。
自分にはまだ、この壁を超える資格はありませんでした。
まだまだ足りない物が多い。
北平さんも相変わらず凄まじいアンアンを披露してくれていた。
最後には苦手のダブルフィストリービテーションも随分とキマる様になってきていた。
因みにお隣の皇后(5.11b)

近くで何度も観察したが、これが本当に5.11もあるんだろうか?と思う様なOW。
名立たるクライマーが跳ね返されていると聞くので、まず厳しいのだろうけど、、、
どう眺めてもそんな風には見えなかった。
帝王を早く済ませて、こちらもやりたいな~。
二日目。
この日は摩天岩へ。
当然、不動の拳(5.12b)狙いです!!
日本最難グレードが付いているワイドクラック。

しかし、、、水が滴るほど濡れていました。
予定を変更して小春日和(5.10b)へ

5.10bというグレードを聞いて、アップでやろうと思いましたが
見た瞬間にヤバい匂いがして電光クラック(5.9)でアップする事に。。。
そんなこんなしていると米Kenさんがやってきました。

見た目通りパワフルなクライミング!
向こう岸に目をやると

Mariさんが矢立岩のMrスランプ(5.11c)でバレバレのコソ連をやっています。
我々は小春日和へ
小春日和のレポートはこちらに書きました。
で、その後は上部摩天へ
上部摩天のレポートもこちらに書いてます。
すいません。。。
なんか色々別々に書いちゃいまして・・・。
最後に去年、泣きべそかかされた、南十字星(5.10c)を観察して終了。

やっぱりヤバそう
三日目は都合の為、早めの撤収。
またもや摩天岩を訪れました。
小春日和の再登と掃除、整備をすませ終了。
北平さんも去年、敗退した小春日和のリベンジを果たす事に成功し気持ちよく
三日間の日程を終えました。
いくらでもやりたいワイドがた~くさん!
やっぱり瑞牆ってスゴイ!!